この心のモヤモヤ、「不安な気持ち」って何?
現代ほど不安な気持ちにさせられる時代がこれまでにあったのでしょうか。
コロナが蔓延してから多くの人がこれまで経験した事のない事態に不安を抱いているのではないでしょうか?
私自身も先行きの見えないこの事態に不安を抱いている一人です。
そしてこの不安という感情、なかなか厄介ですよね。
不安という感情は未来の事柄に対して起きる感情です。
”この先経済的にやっていけるだろうか?”
”健康でいられるだろうか?”
”会社や国は大丈夫だろうか?”
こういった不安は程度の差はありますが常日頃から誰しもが持っているモノです。
そしてそんな不安な感情はピンチに陥った時、困った状態になった時に特に強くなります。
不安の正体
この不安という不快な感情、ない方が良いようにも思いますが実は生き延びるために重要な機能です。
人が思い悩んだりピンチに陥った時、恐怖や緊張で脳からノルアドレナリンが分泌されます。
これは闘争・逃走反応ともいって危機的な状況に対処するための反応です。
そしてこのノルアドレナリンがピンチから脱するためのエネルギー、不安という事です。
不安で怖い気持ち、どうすれば?
手っ取り早い解決法は動くこと!
不安はピンチから脱するためのエネルギー、つまり行動するためのガソリンのようなモノです。
不安な気持ちになるとよく”いてもたってもいられない”という気分になるのは早くピンチに対処しろという脳からの司令だからです。
つまり不安を解消するもっとも手っ取り早い解決法は行動する事です。
行動するポイントは3つ
もっとも効果的な不安の解消法は原因となっている悩みやピンチを解決する事。
といってもそう簡単に解決出来ないから悩んで不安になるんですよね。
そこで簡単な解決法が3つあります。
ひとつ目が「書く事」
頭の中を整理できて、自分が一体何に悩んでいるのか明確化する事が出来ます。
これは書く事自体がストレス解消にもなりますし、自分の考え方の癖や間違った感情の処理などに気づく事もできて自己理解を深められます。
ふたつ目が「話す事」
書く事と一緒でアウトプットですが、ほとんどの方が友達に話す事でスッキリしたという事はあると思います。
単純に友達に愚痴る事でストレス発散になりますし、話していく過程で頭の中が整理されたり問題解決に繋がったりする事もあります。
みっつ目は「運動する事」
行動する事、いてもたってもいられないという気分は単純に運動する事で和らぎます。
100m全力ダッシュ!というのもいいですが、規則正しい生活・適度な運動というはホルモンバランスや自律神経が整ってストレスに強い身体になります。
まとめ
・「不安」はノルアドレナリンという脳内物質でピンチから脱する為のエネルギーだった。
・「不安」な気持ちは「書く事」「話す事」「運動する事」で軽減・解消される。